|
『お米は生きている』
僕の一日は、美味しい真っ白な炊きたてのご飯で始まります。
毎日何気なく食べているご飯だけれど食卓に上がるまでには、大変な労力と時間がかかっています。米という字は、八十八回もの手をかけて作られているという意味があります。僕の祖母の家では、毎年家族みんなで力を合わせてお米を作っています。
まずお米は苗作りから始めます。種もみを箱にまいてビニールハウスの中で育てます。毎日ハウスの苗に水をやり四十日くらいでお田植えのできる苗に育ちます。次は、お田植えです。僕の祖母の家では、毎年五月の終わりの日曜日に行います。その日は、早起きをして祖母の家に駆けつけます。昔は、親せきの人達に手伝ってもらいながら手植えをしましたが最近では、父が機械で植えるようになりました。僕や母はビニールハウスから苗を畦に運んで手伝います。それを父が田植え機に乗せて広い田んぼに植えていきます。機械ですると植え残しがあるので、僕や母が田んぼの中に入り手作業で苗を植えていきます。田んぼの中は、思ったより歩きづらく足をとられて大変です。植える時に腰を曲げるのでとても疲れます。父のがんばっている姿を見ると腰が痛くてもがんばらなくてはいけないと思いました。一面に列をなして植えられた田んぼの姿は、富士山とマッチしてすばらしい光景でした。田植え後、三ヶ月間毎日水をあげないと苗は大きく育ちません。毎年水やりは祖母の仕事でしたが今年は体調を崩し入院してしまいました。これから水やりはどうしたらいいんだろ?と家族で悩みましたが、近くに住む親せきのおじさんが手伝ってくれることになりました。本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱいになりました。これで今年もお米が取れると思うと安心できます。祖母が毎日何気なくしていた仕事が米作りに大切なことなんだなぁとつくづく感じました。
今年の気候は不順で日照時間が少なく、新聞などでは全国的にお米の収穫量は平年よりも少ないと予想されているけれども、これから良い天気が続いてたくさんのお米がとれることを祈っています。
お米は、炊きたてはもちろん丼物やカレーライスやおすし等の幅広いメニューに対応でき、その上栄養価も高く食品の中でも優等生だと言えると思います。今日本人の食生活は、欧米化し朝食も半分以上の人がパン食になっています。日本人である僕達はもう一度お米のすばらしさを見直していくべきだと思います。
最近では、コンビニのおにぎりやお弁当や冷凍食品にもお米が多く使われていますが、時代の流れによってお米の用途が変わってきてると思います。また一人住まいの家庭が年々増え、電子レンジで温めるだけのご飯もよく売れているそうです。
ほかにも大地震等の災害時の食料として非常用のご飯がとても役に立っています。
お米は様々な場面で人々が生きていくために役に立っています。
世界の国々では、食糧不足で栄養失調や餓死する子ども達がたくさんいます。この恵まれた食料状況の日本に住んでいる僕達は、お米一粒でも大切にし、作ってくれた人達の愛情を無駄にせず感謝の心を持って食べていかなければいけないと思っています。
お米大好き、お米に感謝、これからも食べ続けます。
|
 |