3部
増田 和実 さん
北杜市立甲陵中学校三年
『米と私の親せき達』

 私の親せきは、ほとんどが私の家の近くに住んでいます。まず、隣りの地区におじいちゃん・あばあちゃん、いとこの家、そして、私の家の隣はいとこの家です。こうして、近くに居るのにも関わらず、私含めて、子ども達が遊ぶために子どもだけで集まること以外で祖父母の家に集まる、つまり、三つの一家全員が祖父母の家に集まる事は少ないのです。集まるとしたらせいぜいお盆、お正月などの行事ぐらいしかないでしょう。
しかし、行事以外でも親せきが集まる事があります。それはまず、「苗作り」で春に集まります。次に「田植え」で夏に集まります。最後に「稲刈り」で秋に集まります。全部、お米が関係して親せき達がみんな集まるのです。私は今までそのような事を深く考えた事がなかったのですが、この作文を書いて、こんなにも親せき達が集まる理由にお米が関わっているとは思いませんでした。
 私が小学四年生くらいだったとき、稲刈りを手伝っていました。稲の束を運んでいたのですが、私より一つ年上のいとこと運んでいたので大変という気持ちより楽しいという気持ちの方が心に残っているのを覚えています。休憩時間には、みんなでお茶を飲んだり、弟と私より年下のいとこ達がガソリンを飲みそうになる、というびっくりするような事もありました。こんな楽しい思い出が作れたのは「稲刈り」があったからこそだと思います。
 それからしばらくして、稲のわらを燃やすという事もしました。いとこ、弟、私でその燃えている物の中に枯れ葉などを入れたりして遊びました。これもお米が関係して、楽しく過ごす事ができました。
田植えの思い出もあります。これも、やはり親せき全員が集まりました。大人達が田植えをしている時、私達いとこは田んぼに張ってある水で遊びました。めったに来れる事のない田んぼでいとこ達と遊ぶのは、とても楽しかったです。
 「田植え」や「稲刈り」が終わった日は、親せき達で祖父母の家でご飯を食べました。私の家族は四人なのですが、親せきが集まると、私を含めて十六人になります。大勢で食べるご飯はとてもおいしかったです。しかも、その食べているお米は自分達で作ったものなので、みんなはより一層ご飯をおいしく食べられたのではないでしょうか。
 このように、私の親せき達全員は一年のほとんどは「米」のおかげで集まります。しかし、集まる中でいとこの一番年上は、もう高校三年生です。来年になれば、全員が集まれるか分かりません。しかも、祖父・祖母も年なので、前のようにみんなで「稲刈り」などができるか分かりません。けれども、まだ今年が終わる前に「稲刈り」という作業があります。この作業を精一ぱい頑張りたいと思っています。なぜなら、私は親せきみんなで集まって、わいわい楽しむのが大好きだからです。毎年、こうやって集まれるのもお米のおかげです。私はお米に今、そしてこれからも感謝したいと思います。